夏休みに何かドイツ文学的なものを読んでみたいけど、何から読めばいいのかわからない。
そんなみなさんのために、ドイツ語ドイツ文学コースオリジナルの「推薦図書一覧」を作ってみました。
ドイツ文学史には数多の傑作が存在しますが、今回は当コースの在学生から特に絶大な人気を誇る作家や作品に絞って厳選してみました。
それぞれどんな内容なのかわかるように簡単なキーワードも添えていますので、気になった作品があればぜひ手に取ってみてください。
お気に入りの一冊が必ず見つかること請け合いです。
Schöne Sommerferien!
1.ホフマン『砂男/クレスペル顧問官』(光文社古典新訳文庫)
キーワード:怪奇/サイコ/自動人形
2.カフカ『カフカ短篇集』(岩波文庫)
キーワード:不条理/寓話/処刑
3.ローベルト・ヴァルザー『ヴァルザーの詩と小品』(みすず書房)
キーワード:孤独/繊細/狂気
4.ムージル『寄宿生テルレスの混乱』(光文社古典新訳文庫)
キーワード:BL/青春/いじめ
5.クライスト『チリの地震:クライスト短篇集』(河出文庫)
キーワード:激情/天災/死
6.シュニッツラー『夢奇譚』(文春文庫)
キーワード:姦通/妄想/精神分析
7.トーマス・マン『トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す』(新潮文庫)
キーワード:芸術/疫病/ノーベル賞
8.ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』(集英社文庫)
キーワード:三歳児/猥雑/ノーベル賞
9.シュティフター『水晶:他三編』(岩波文庫)
キーワード:鉱物/おだやか/いい話
10.ブレヒト『三文オペラ』(光文社古典新訳文庫)
キーワード:戯曲/乞食/拍子抜け
11.トーマス・ベルンハルト『座長ブルスコン』(論創社)
キーワード:戯曲/罵倒/完全な闇
12.イルゼ・アイヒンガー『縛られた男』(同学社)
キーワード:不条理/緊縛/鏡
13.ダニエル・ケールマン『僕とカミンスキー』(三修社)
キーワード:ロードノベル/フェイク/映画化